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2008'12.24 (Wed)

サンタが街にやってくる 的な妄想

19XX年9月25日
日本のどこかで新たな産声があがりました

後に"王者"と名高い立海大附属中学に入学し、ありあまるテニスの才を開花させる男の子です

パパは念願の息子に「赤也」と名づけました
ずいぶんアグレッシブで前衛的な名前ですね

男の子はすくすくと育ち
やがてそのあまりにもあまりにもな天然パーマのせいで"ワカメ野郎"などと言われながらも
猛々しい上昇志向と 生まれ持った才能と 挑戦心と 反抗心と 努力とで
やがて立海大附属中の頂点に登りつめますが それはまた別のお話……


ところでこのワカメ野郎が"サンタクロースを信じている"という事実が
あまたいる切原赤也ファンを良い意味でも悪い意味でも撃ち抜いた日から約一年

あんなに道徳心に欠けているのに サンタさんだけは信じているなんて
どこまで都合が良いのか とか
馬鹿なのか とか
ただの漫画やん とか
そういう現実的なことは今日だけは忘れて
そんなワカメ野郎とともに、童心に返って色々なものに思いを馳せてみましょう


そう つまり切原赤也がサンタクロースを信じていられるのも、全ては
あの方のおかげなのです―――……






  • BGM
    Santa Claus Is Coming To Town




約12年くらい前の切原家 −クリスマスまであと14日(2週間)−

切原家では毎年恒例のツリーの飾りつけが始まったようです
幼いお姉さんと一緒に クローゼットの奥からツリーの箱を取り出す親父(外資系)
綿をつけたり星を飾ったり 和気藹々としています
切原家は今年も幸せです

おや? あのよちよち歩きの男の子は…

ごらんください あれが赤也です
後に試合中に「ヒャッヒャッヒャッヒャッ」とわめいて悪魔化する赤也です
今はただ純真無垢なだけの可愛い男の子のようですね

12年後も純真無垢かどうかは 各人の判断に任せます



約12年くらい前の切原家 −クリスマスまであと10日−

おや? 平日の昼間だというのにパパが家にいますよ
リストラでもされてしまったのでしょうか

違います
今日からパパは1週間 イギリスに出張なのです

そう 外資系の会社で働くこの親父
これから空港へ向かい イギリスに飛び立ちます
また微妙な時期に出張が決まってしまいましたね

おやおや パパとママが玄関で何かを話していますよ
何を話しているのでしょうか?

…あぁ、娘の欲しいものが決まったら、連絡する、と奥さまが言っているようです
そうです プレゼントの調達はパパのお仕事

なんたって彼がサンタ・クロースなのだから


クリスマス前には必ず帰ると約束して パパはお家を出ました
結婚して数年
切原家夫妻はいまだ仲睦まじい理想の夫婦です



約12年くらい前の切原家 −クリスマスまであと7日(一週間)−

取引先の営業マン、マーク(34)との商談がまとまった切原父
パソコンを開いてメールチェックすると奥さまからメールが届いています

娘はなんとか人形が欲しいとのこと
息子は まだ何も理解していないので 適当に見繕って欲しいとのことです

お前は何が欲しいのとメールをしてみました
数時間後の返信には"何もいらないから無事に帰ってきてね"と書いてあります
そういうのが一番困るんです

次の日、パピーは仕事が終わり、ホテルに帰る途中に イギリスの高級デパート"ハロッズ"に
寄ってみることにしました
なんとか人形は日本で買うことにして
息子のプレゼントの下見がてら

とりあえず奥さんへ贈るプレゼントを吟味中です



約12年くらい前の切原家 −クリスマスまであと4日−

出張から戻ったパパは無事に娘へのプレゼントも用意したようです
あとはクリスマスを待つのみ
24日も25日もお休みは取れませんでしたが 夜は愛する奥さんの
美味しい手料理が待っているので問題ありません



約12年くらい前の切原家 −12月24日 クリスマス・イヴ−

ジングルベルジングルベル
サンタが街にやってくる♪

待ちに待ったクリスマス・イヴ
いつもとは違う豪勢な食事と デザートに 大きなケーキ
娘は大はしゃぎです
何も分からない息子も とりあえず雰囲気を察したのかテンションは高めのようです

夜は更けていきます
パパと娘と息子 一緒にお風呂に入り
先に出た娘に遅れること数分
パパがリビングに戻ると 娘はまだ眠たくないのかテレビの前ではしゃいでいます

しかし早く寝ないとサンタさんはやって来ないとパパに言われ
しぶしぶベッドへ向かう切原家の娘っこ

ほら、サンタさんにお願いして寝なさいというママの言葉通り
空に向かって手を合わせ 「○○ください!」と笑顔で頼む切原家の娘です

息子は夜10時を過ぎると いつのまにかソファで寝ていました


深夜
子どもたちも寝静まり、あとはこっそりプレゼントを枕元に置くだけです
さてここからが親父の腕の見せどころ
サンタさんを信じる我が子のためにも失敗するわけにはいきません…

そーっとね

お父さん、そーっとね




akayasanta02.jpg




 ↓



[12/25 クリスマス 当日]
akayasanta03.jpg









ぶーぶーちゃうやろ

え? 何か言いましたか?

ほら、お父さん早くしないと仕事の時間よ、とマミーがキッチンから呼んでいます
ママも昨晩はパパにもらったプレゼントでいつにもまして上機嫌
何をもらったかは ママだけの秘密です







12年後、現在の切原家 −クリスマス・イヴ−


あれから10年以上が経ち、さすがにもう子供たちもサンタさんなど……という常識が
通用しないのが切原家です
世の中家族といえども決して幸せなだけの人間関係を築くことが難しいこの時代に
14年以上もサンタさんを遂行しているお父上のいる家庭です

もう昔のように みんなでツリーを飾り付けることはしなくなったけれど
パパは今年も枕元にプレゼントを置きに 息子の部屋のドアをこっそりと開けます
年々大きくなっていく息子には 思わず"でかくなったなぁ…"と言わずにはいられません

息子の寝顔を見て
枕元にプレゼントを置いて

部屋を見渡して
壁にかかった制服を見て

テニスラケットを見て

乱雑に置かれたトロフィーを見て 苦笑いして

もう一度 寝顔を見て


息子は最近ちょっと反抗期だし
何の因果か英語が大の苦手だし
娘には疎ましがられるし
子どもたちはもう一緒にお風呂に入ってくれなくなりましたが
ずっと切原家のサンタさんです

いつか息子が
サンタクロースになる その日まで




部屋を出ると廊下には奥さま
目尻に増えてしまった皺の分だけ 想い出がいっぱい
大人の階段昇る 君はまだ シンデレラさ




12年後、現在の切原家 −クリスマス当日(12月25日)・朝−

おや 切原家の息子が目を覚ましたようですよ

朝起きたら枕元に箱が置いてありますね
ヒンヤリと冷えた赤い箱です

あ、寝ぼけ眼をこすりながらごそごそと動きました
手を伸ばしました

あ、ニヤニヤしています

ん? 何か言っていますよ
"あ、サンタさん来たんだぁ…"と言っていますね

窓の外を見上げてニヤニヤしています
嬉しそうですね


息子はリビングに降りていくようです
朝食の支度をするマミーのところに行って何か言っています
サンタさん来たよ〜! と報告している様子です

あら、良かったわねえ、とママは微笑んでいます

親父はどこへ行ったのでしょうか?

あ、いました
リビングで新聞を読んでいます
新聞から顔を上げました
"いい子にしてなかったのになぁ、サンタは甘いなぁ"と呟いています
素知らぬ顔で呟いています

親父の一言に反応した息子は、"うっせー!いい子にしてたもんね!サンタさんはちゃんと
見てるんだもんね!"などとわめいています


この息子が
サンタクロースの真実を知ったとき、はたしてどういう顔をするのでしょう

いずれ来るその時のことを考えて
楽しみなような
ちょっと寂しいような
複雑な気分になる 切原家のサンタクロースなのでした







ところで お姉さんも降りてきましたよ
複雑そうな顔で 手にプレゼントを持っています
おや? この反応は?

もしかするとお姉さんはもう知っているのかも知れませんね
しかし 未だに信じている超純度の高いハートの持ち主である弟の手前言い出すことは出来ずに
いるのかも知れません

弟もいつか 姉のように
真実を知った時には2日くらい塞ぎ込んでしまうかもね










?年後、いつかの切原家 −クリスマスまであと2週間−

休日の昼間
親父の元へ一本の電話がかかってきました
嫁に行ってしまった 娘からです

孫が 何とかっていうプラモデルを欲しがっているんだってさ

最近まったく連絡をよこさないくせに
急に電話をしてきたと思ったら そんなことか

自分で用意しろと言いたい親父でしたが
娘の頼み事です 断れるはずがありません

今年もやっぱり 呆れて笑う奥さんを尻目に
親父は玩具屋にでも行ってみようと 腰を上げるのでした


息子からの電話はまだありません
まぁ そのうちあるでしょう
いつものように 明るい声で

親父、買っといてくれよ!

なんて言いながら悪びれもせずにねだるのです
もうサンタクロースはお前なのにね

俺にとってのサンタさんは、親父だけだよ

だなんて
こういうときばっかり よく言うよね









美談風にまとめましたが はっきり言ってとんだ笑いぐさです
こんな幸せな家庭、し、信じてなんかいないんだからね… (´;ω;`)

何はともあれ2008年も残りわずかです
2009年もAKAYA☆KIRIHARAに幸多からんことを祈ります
それがわたしの幸せだ と切原家の親父も仰っていますからね

みなさんも素敵なクリスマスを過ごしてください

メリークリスマス
このみ先生も、メリークリスマス



akayasanta.jpg







テーマ : テニスの王子様 - ジャンル : アニメ・コミック

00:13  |  テニス全般  |  CM(2)  |  EDIT   TOPへ

Comment

想い出がいっぱいで吹いた
俺にとってのサンタさんは親父だけだよに泣いたファンディスク見たからよけい泣いた

こんな幸せな家庭、ありだと思うよ
羨ましいよ
赤也もきっと幸せだよ
D | 2008年12月24日(水) 01:20 | URL | コメント編集

■Dさん

どうもありがとう。Dさんの優しいコメントにはうるっとします。
ところでファンディスク見ましたか?
こちらは、年内中はamazon先生の動きが悪すぎるらしく届きそうにもありませんごくきよすみ。
ちなみにヤング漢も聞けていませんごくきよすみ。
こんなことならジャンフェスで買っておくんでしたろうさかき…

エムタブリック@管理人 | 2008年12月27日(土) 15:41 | URL | コメント編集

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